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●ロシアンソング① [noisy life]

哀愁のカレリア02.jpg

昔の人間ですので、テレビをみていても、CMになるとチャンネルを変えてしまうのですが、ときたま面白いコマーシャルがあると見入ってしまうこともあります。

たとえば、ちょっと古くなりますが、……宮崎あおい(名前が出てこず、今調べました)が出演しているカウリスマキ風のシラケ鳥が飛びそうなCMだとか、石原さとみの「間接キス」のヤツとか。
ただ、どちらも何のCMなのかはいまだにわかりませんが。

最近見とれてしまったのが、しばらく前からやっていましたけど、お竜さんが出てくるCM。お竜さんといっても50歳以下の人はほとんどわからなと思いますが、往年の藤純子(ふじじゅんこ)さん。いまは藤司純子(ふじすみこ)ですか。寺島しのぶのお母さん、菊五郎の奥さんですね。
お父さんは、もう亡くなってしまいましたが、俊藤浩滋といって東映ヤクザ映画の辣腕プロデューサーで、ってもういいですかね、この話は。

とにかくそのCMが気になったのは、もちろんお竜さんが出ていたということもありましたが、バックに流れていた懐かしいミュージック。
見た人はしっているでしょうけど、それがThose were the days 。1968年のメリー・ホプキンのビッグヒット曲ですね。

これはもともとロシアの古い歌で、メリー・ホプキンの世界的ヒットで、ロシアでも再評価されたとか。

そのノスタルジックなBGMを聴いていて聴きたくなったのがロシアの歌。
ロシアの歌といえば、われわれの年代でいえばロシア民謡。

戦後、あれほどの勢いで日本を席巻した観のあったロシア民謡。
いまはどうなっているのでしょうか。
テレビでもほとんど聴こえてこないし、学校の教科書には載っているのでしょうか。

考えてみれば、ロシア民謡だけじゃない。
シャンソンだって、カントリーだって、カンツォーネだって、ラテンだって流行歌、ポップスの第一線からは完全に退いてしまっていますからね。

そんなわけで、しばらくは(たまにしか出てこないけど)「あの頃」輝いていた歌を久しぶりに聴いてみるのもいいかと。
まずは、ラシアンソングを。

はじめは、
二つのギター

ロシアでも名の知れたフォークソングですが、もともとはロマ(ジプシー)の歌だったとか。
わたしがはじめて聴いたのは、昭和でいえば40年代の前半。時はまさにエレキブーム。
そんななかで買ったレコードがフィーネーズの「哀愁のカレリア」。
そのB面だったのがこの「二つのギター」。
子どもながらに「イントロがやすっぽいなぁ」と思いつつも、そのメロディーラインはA面よりも気に入ってました。

フィーネーズは「マンチュリアン・ビート」のサウンズと同じフィンランドのバンドで、その実態はスウェーデンのザ・スプートニクスだという説もありましたが、その真偽のほどは。

いずれにせよ、スウェーデンには「ストップ・ザ・ミュージック」のレーン&リー・キングスなんてバンドもありましたし、当時の日本のエレキブームを盛り上げたのはベンチャーズだけではなく、北欧バンドも存在したということで。

この二つのギター、日本ではたしか寺内タケシが演っていたし、ヴォーカルでは小山ルミが歌っていました。


つぎは、これ。
少女ナディア(ロシアン・トゥ・ステップ)

これはずっとあとで知ったロシアのトラディショナルソング。
多くの民謡がそうであるように、この曲も本来踊りのために作られたものなのでしょうね。

ロシア風のバラライカの演奏もいいですが、YOU-TUBEにあるようなバイオリンにアコーディオンという組み合わせもいいですね。とりわけ個人的にアコーディオンはロシア民謡の印象がつよい。

なぜかというと、初めて「これがロシア民謡だよ」と教えてくれたのが小学校の音楽の先生で、昼休みには校庭で女子を集めて、自ら奏でるアコーディオンでフォークダンスを楽しんでいました。わたしは教室の窓から見ていただけでしたが。
その曲がこれ。

コロブチカ
イスラエルのマイム・マイムと並んで当時のフォークダンスの双璧だったのではないでしょうか。
ただ、当時はコロブチカなんて洒落た言い方ではなく邦訳の「行商人」っていってました。

不思議と演奏ばかりで歌は、それから20年以上を経て、ダークダックスで聴くまではなかったな。

しばらく前にボンドの演奏で耳にしたという人もいるでしょうが、もうほとんど忘れられた音。
と思っていたら、最近の若者には耳なじみがあるのだとか。
なんでも、テトリスのBGMにつかわれているのだとか。

ところで、ロシア民謡といえば「カチューシャ」が代表曲のひとつですけど、そもそもカチューシャっていうのはロシアの女性の名前ですよね。
で、あの女性の前髪につけるのもカチューシャ。AKBの歌にもありますね。
あれはなぜカチューシャというのかな。

わたしが小学生のころもカチューシャをしている子がいて、たしか「カチューシャ」って言ってました。
日本だけの名称だって聞きましたけど、いつだれが命名したの気になるな。

いましばらくラシアンソングを聴いてみたい気分なので、次回も。


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