三つの歌●島倉千代子カヴァー [day by day]
仕事がいちだんらくしたので、夜な夜なお千代さんのYOU-TUBEなど見ています。
付き合いが長かった(一方的のですが)だけ、喪失感がいまだ去りません。
先週のTVのニュースはお千代さんの訃報であふれていましたが、週が変われば誰も名前すら口にしなくなるのでしょう。あたりまえのことですが。
チヨニスト(そんな名称ないか)としては、せめてブログでその歌を流していきたいと思っております。
今回は前回すこしふれたのですが、彼女のカヴァーを。
ほかの歌手がお千代さんの名曲をうたうというものもいつかやりたいと思っていますが、今日はお千代さんが、カヴァーソングをうたうという趣向。
カヴァーアルバムはいくつか出しております。
カヴァーアルバムを出せるというのは歌のうまい証拠。
今回は三つの歌ということで三曲を厳選(でもないな)してみました。
●無法松の一生(度胸千両入り)
やっぱり古賀メロディーははずせません。
フェヴァリットソングということでは、戦前の「緑の地平線」や「人生の並木路」もいいのですが、彼女のオリジナル曲としては絶対ありえないだろうとう、昭和30年代につくられたこの歌を。
神野美伽や島津亜矢もうまいけれど、お千代さんがベスト。
そのそこはかとなく染み出てくる情念がすばらしい。村田英雄には絶対ない味。絶品。
これは戦前の歌。
はっきりいって軍歌なので、その歌詞にいささか抵抗がないわけではありませんが、日本の女性を桜、梅、椿、菊と四つの花にたとえた詞はなつかしい。
なにより古関祐而のワルツがすばらしい。
クラシックの香りがただよう渡辺はま子もいいけど、お千代さんの可憐な歌唱も泣かされます。
最後は、男運のわるかった(失礼なことを)お千代さんのために、デュエットソングを。
もっとオリジナルでもデュエットソングをうたってもらいたかったなあ。カママトトとーくがまたいいんだ。
前回、彼女の洋装が印象に残っているといいましたが、そんな画像がありました。
わたしのイメージとはかなり違っていましたが、それはそれでもうひとりのお千代さんが見れるということで、おまけということにしてみました。
ではまたいつか。
コメント 0