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三つの歌●Three Country Girls [day by day]

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福原愛、石川佳純、平野早矢香の卓球三人娘は頑張ったね。はたして銅メダルが取れるだろうか、と思っていただけに銀は大健闘。

数日前のマラソン三人娘は残念(とはいえ予想通り)だったけど、アーチェリーでも早川漣、蟹江美貴、川中香緒里の洋弓三人娘が大殊勲をあげましたし。
世はただいま、幾たびかの「三人娘時代」をむかえております。んな、いいかげんなことを言ってはいけませんが。

ところで「東京の歌」もこれだけ続けると飽きます。
負け惜しみ気味でいえば、まだまだネタはあるんですけど。

ちょっと休憩して、きょうは「三人娘」がキーワード。

三人娘といえば元祖は美空ひばり、江利チエミ、雪村いずみの「ジャンケン三人娘」。
ちょっと古すぎるか。

なら、中尾ミエ、伊東ゆかり、園まりの「スパーク三人娘」。
たいして変わらない?そうか。

じゃ、小柳ルミ子、南沙織、天地真理の「アイドル三人娘」でどうですか。
ダメ? それじゃ、山口百恵、桜田淳子、森昌子の「花の中3三人娘」なんかは。

……もはやそういう時代ではないのかな。
最近聞かないものね、三人娘なんて。
AKBなんて48人(ちがう)だもんね。四十八人娘なんて……。

いや、正直「東京の歌」で歌謡曲ばかり続けてきたもので、ここはひとつ洋楽を“食して”みたいって気分でして。洋楽の三人娘ということで……。
ならはじめからいえばいいじゃないか、ってなもんですが、そこはお話の順序というのがあるわけでして。

とにかく洋楽を。
洋楽は洋楽でもこのクソ暑さにふさわしい洋楽といえばもうカントリーしかありません。(テキトーいってます)それもここではいつものカントリー・クラシックス。

あまたいるわが愛すべきカントリー娘のなかから2012年8月の冷房を止めたウダル暑さの部屋の中で厳選した三人娘を、三つの歌で。

まずはナッシュビルの大姐御といった貫禄充分のパッツィ・クラインPatsy Cline。
惜しくも30歳の若さで飛行機事故で亡くなりましたが、生きていればおそらくカントリーの枠にとどまらず、ポップスの世界でも世界を魅了する偉大なシンガーになっていたのではないでしょうか。

また現役時代は短期間ではありましたが、直接、間接にその影響を受けたシンガーもたくさんいました。ブレンダ・リーBrenda Leeとかk.d.ラングLang とかリアン・ライムスLeAnn Rimesとか。

そのヒット曲も数多く、とりわけ知られている(カントリーファンにですが)ところでは「ウォーキン・アフター・ミッドナイト」Walkin' After Midnight とか「アイ・フォール・トゥ・ピーセス」I Fall To Pieces、それにウィリー・ネルソンWilly Nelsonの「クレイジー」Crazy など。

ほかでは「色褪せし恋」Faded Love や「テネシー・ワルツ」Tennessee Waltz なんかもいいなぁ。

でも今回選んだのはセブン・ロンリー・デイズ」Seven Lonely Days。
「あなたに別れを告げられた日から一週間泣きっぱなしなのよ」
という失恋ソング。

オリジナルはわかりませんが、1954年にポップシンガーでラテンナンバー「火の接吻」Kiss of Fire のヒットで知られるジョージア・ギブズGeorgia Gibbsがうたっています。もちろんパッツィはその後。
カントリーではジーン・シェパードJean Shepardもうたっています。
やっぱりいちばんはじめに聴いたパッツィ盤がベスト。

2人目の娘は、チャキチャキの? ケンタッキーガール、スキータ・デイヴィスSkeeter Davis。
彼女も数年前に亡くなっています。

スキータといえばデュオグループ「デイヴィス・シシターズ」(実際の姉妹ではない)から1958年にソロデビュー、カントリーの殿堂グランド・オール・オープリーの常連となったシンガー。

なんといっても最大のヒット「この世の果てまで」The End of World はカントリーだけではなく、ポップスとしても世界的に知られています。
ほかでは「ラスト・デイト」My Last Date With You が泣かせます。
アン・マーグレットAnn Margret やコンウェイ・トゥイッティConway Twittyなど多くのシンガーのカヴァーも。

今回のセレクションではその2曲を差し置いて「アンダー・ユア・スペル・アゲイン」Under Your Spell Again 。
こちらも失恋ソングで、もういちどその魅力で僕を夢中にさせておくれよ、という
1959年のバック・オウエンスBuck Owens のヒット曲。

女歌にもアレンジできるナンバーで、前述のジーン・シェパードやシェルビー・リンShelby Lynne などがうたっていますが、個人的にはポップ感の強いスキーター盤がいい。

で、3人目のカントリー・ガールは、以前「その名は●コニー」のところでとりあげたコニー・スミスConnie Smith。
1941年インディアナ州エルカート生れで、御歳71歳。もちろん健在です。

彼女のデビュー曲であり最大のヒット曲は、コニーを発掘したカントリー・シンガー、ビル・アンダーソンBill Anderson が書いた「ワンス・ア・デイ」Once a Day 。全米カントリーチャートのナンバーワンに。

このときコニーは23歳で、なんと結婚をしていて子供もいたとか。
そんな若い主婦が一夜にしてメジャーのカントリーシンガーになれば、それこそ生活一変、トラブル、離婚と話はすすみそうですが、彼女はそうはならなかった。あくまで家庭をいちばんに考えていたから。

旦那さんに「歌をほめてくれるより、料理をほめてね」と言ったとか。
彼女の人柄がしのばれます。

「ワンス・ア・デイ」はフェヴァリットソングですが、今回はもうひとつの愛聴歌を。

1965年のアルバム[CONNIE SMITH]に入っていた「青いトランジスタラジオ」Tiny Blue  Transistor Radio 。これまたカントリーというよりはポップスといったほうがいい一曲。

ハイスクール時代、彼から誕生日にプレゼントされた青いラジオにまつわる思い出。
恋は長く続かず、やがて新しい彼女をみつけて去っていった彼。
そんなときもラジオからは、彼と私が好きだったナンバーが流れていたっけ……。
なんていう胸キュン(古い!)ソング。

ライターはやはりビル・アンダーソン。

いやあ、泣けてきますね、この時代のカントリー・ミュージック。それもカントリー娘たちの哀愁にみちた歌声が胸にしみます。
カントリーの嫌いな方々には申しわけありませんが。
次回からはまた、せっせと「東京の歌」を“掘りつづけて”いきますので。

村田諒太は清水同様銅メダルが確定して、10日の準決勝へ。勝てば銀以上。
カッコいいボクサーだね。ミドル級っていうクラスもいい(いつもフライ、バンタムだもん)。

どこか赤木圭一郎の面影がある。
村田の試合を見ながらトニーの映画「打倒(ノック・ダウン)」を思い出してしまいました。

清水ともどももうワンランク、いやツーランク上の成績を期待しております。


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