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北京五輪③有言実行 [deporte]

北京③有言実行.jpg

ようやく柔道が全クラス終了。
最後の女子78キロ級の塚田真希は惜しい銀。男子100キロ超級の石井慧は優勢勝ちで有終の金。トータル金4、銀1、銅2(違うかな)はまずまずじゃないでしょうか。日本のお家芸という時代は過去のことで、それを考えたらたいしたもの。最優秀選手は決勝の内またが鮮やかで最強の相手に勝った谷本歩実

問題は金3、銀1、銅1の7人中5人がアテネからの連続メダル獲得。おそらく、次回は厳しい。となれば新たな強力選手を養成しなくてはならない。それに失敗したら次のロンドンでは惨敗ということにも。

それはそうと印象的だったのが、100キロ級で2度一本負けした鈴木桂治
某新聞は「生涯最低の負け方と」激辛批評。
そりゃそうだよな、とくにあの敗者復活戦の30秒あまりでの1本負け。「ウソだろ」って思わずツッコンだもの。本人も驚いたに違いない。

でも勝負の世界こういうことってあるよなぁ。アテネでの井上康生も1度負けたあとの敗復でのあのアッサリとした負け方。自分のなかでの金メダル至上主義が負けることで心身ともにバラバラになってしまう。運というかツキも完全に離れていってしまう。となればあとは地獄へ真っ逆さま。
その点谷亮子はエラかった。自分を見失わず、冷静に次ぎ出来る最善のことを考え、やり遂げたのだから。

それよりも、本人にはわるいけど笑ってしまったのが鈴木桂治の敗戦の弁。
「コンディションも万全だったし、もうこれ以上強くなるとは思えないし……」
と涙浮かべて超弱気。あげくの果てに
「みんな(俺のこと)口先だけの野郎と思っているだろうし……」
だって。

そうか、君も「有言実行」タイプで日本で「北京での金は絶対獲ります」ぐらい言ったのか。
それに、水泳平泳ぎ2冠の北島康介をマスコミがやたらと「有言実行の男」と持ち上げるもので、「それにひきかえ俺ってやつは……」と思ってしまったんだな。

鈴木くん、気にすることはない。大言壮語は強いアスリートにありがちなこと。それに君はアテネで金を獲っているのだから、そのぐらい言ったって誰も何とも言いやしないさ。

「有言実行」なんて、たまたま。そう、たまたまだよ。
勝負の世界では自信があるときほど弱気な発言をして、体調いまいちなどで自信がないときほど強気な発言をするもの。とくにプロスポーツの場合はそういう傾向がある。

「有言不実行」なんてあたりまえ。勝負の世界、そっちのほうが多いのは君だってわかってるじゃないか。
「有言不実行」で非難されるのなら、谷亮子だってそうだし、北島康介だって200mの準決のあと、インタビュアーに乗せられたとはいえ、世界新を出すって言ったじゃないか。
結果世界新じゃなくても文句言う奴いますか? いないでしょ。

えっ? 鈴木桂治の場合、負け方がヒドすぎるって?
まぁ、それはそうかもしれないけど、頑張って頑張って負けるよりはあっさりしていて、逆にいいんじゃない? そんなわけないか。でもホントに気にするほどのことではない。

それにしても初戦で鈴木に勝って優勝したモンゴルのツブシンバヤルだっけ、強いよね。全競技通じてモンゴル初の金メダルだってね。これまたスゴイ。格闘技王国の予感だね。


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