COLOR/ビタミンカラー [color sensation]
♪ 毎日に追われてるどことなく 疲れ顔してる
あのひとがほうばる ひとつぶの薬になりたい
心の中のやっかいごとに 寝てもさめてもうなされる
そんな晩にはよく効く 催眠術にだまされたと思って
Papa Shuwa Dubi Dubi Do
Papa Shuwa Dubi Dubi Do
Papa Shuwa Shuwa Shuwa Dubi Dubi Do
(「VITAMIN E・P・O」詞、曲、歌:EPO、昭和58年)
今年の春夏の流行色は「ビタミン・カラー」だそうです。
ビタミン・カラーって何?
インターネットで探したらありました。どうやら、パステル・カラーより彩度の高いつまり鮮やかな色。なかにはパステール・カラーと言っている人も。
それが何でビタミンなのか。そもそもビタミンって栄養素なわけで、そんなものに色なんかあるのか。それとも元気が出る色という意味? まさかシャレ? テキトー?
まぁ、そんなことを詮索したって話になりません。ここんとこはビタミン・カラー、OKってことにしときましょう。
で、何で今年がビタミン色なの? というか、誰がそんなこと決めるの?
自問自答で。
なんでも日本流行色協会という団体があるらしい。JAFCA(ジャフカ)っていうそう。
さらにいえば、世界規模のインターカラー(世界流行色委員会)っていうのがあって、そこが、“世界的流行色”を決め、それを参考にしながら日本流の流行色をJAFCAが決めるとのこと。
インターカラーは2年先を見据え? 2年後の流行色を決めるのだそうだ。JAFCAはそれを参考に1年半先の色を決める。つまり、今年の“春夏カラー”は一昨年の冬あたりに決められたというわけ。
どうやって決めるのかな。これも自問自答。
JAFCAのメンバーは繊維メーカーのエライさん、デザイナーのエライさん、色彩学者のエライさんなどで構成。エライさんでなければ決められない。これは流行色にかぎったことではないですが。
そのJAFCAが、メーカー、デパート、小売店などへの市場、アンケート調査などを基に決めるのだとか。「前回はパステル調だったから、今度は原色中心でいこうよ」なんて、いい加減なことでは決めてない。
とにかくそれで決まったのがビタミン・カラー。でも、このネーミングはJAFCAがつけたものではないらしい。JAFCAの提案に誰かコピーライターがつけたのではないでしょうか。
そんなことを知って世の中を眺め回してみると……、あんまりないですよね、ビタミン・カラー。ファッションではほとんどない。せいぜいドラッグストアの日用品のパッケージぐらい。でも、それだって今年からビタミン色になったってわけでもないだろうし。
まぁ、今年は春が寒かったからこれから流行るのかもね。
そんなわけでビタミンの歌を。
ないようで、けっこうある。やっぱりビタミンというと、ドラッグほど生々しくなくて、なおかつ健康的、元気の素って感じでポジティヴなイメージだから、流行歌にはもってこいなのかも。とくに現代のJポップには。
いちばん旬なのがPerfumeの「ビタミンドロップ」ですが、残念ながら聴いたことがありませんでした。テクノということで、先日都市色さんのブログで初めて見た次第です。
わたしがいちばん耳に残っているのはやっぱり昭和の歌。
EPOの「VITAMIN E・P・O」。随所にドゥビドゥビスキャットが入る、いつもながらの元気の出るEPOサウンド。
「ビタミン」という歌詞は出てこないけど、沈んでいる恋人に、元気の素であるビタミンになりたいという女ごころを歌っています。
反対に、彼氏の存在が元気の素、彼氏の名前を呼ぶだけで元気が出る、彼こそまさにビタミンそのもの、とうたうのが山下久美子の「ビタミン」。こちらも幸福感がにじむ明るい曲調。
ほかでは、ジャズシンガーKEIKO LEEの「VITAMIN K」。
同名アルバムの1曲目。ファンキーなサウンドにKEIKOの語りと、バックコーラスが入るだけ。いわばアルバムのイントロダクション的な一曲。
もうひとつ、これもファンキーサウンドがベースのドミンゴスの「あの娘はビタミンC」。ブラス入りロックンロール、つまりソウル。
タイトルからもわかるとおり、あの娘はオレの元気の素、という恋人讃歌。「愛しい、美しい、麗しい、素晴らしい」と叫んでおります。
90年代にデビューした4人組ですが、数年前に解散したとか。残念。
そういえば、電気グルーヴに楽曲ではないですが「ビタミン」という元気にしてくれそうなアルバムがありました。
ところで、今年の春夏の流行色はビタミン・カラーとのたまいましたが、これはレディス。
それもはじめにも言ったように、JAFCAが「ビタミン……」といったわけではありません。しかし、JAFCAにも今年の春夏流行色のテーマの惹句があります。それがこれ。
「Surreal Nature(シュールリアル・ネイチャー) - ネイチャー、シュールにゆれて。」
わかる? わかんないよね。こういうファッションとかデザインの世界は感覚だから、言葉でわかっちゃ駄目らしい。そのキャッチコピーを制作サイドが具体化すると「ビタミン・カラー」になるらしい。なるほど(わかってない)。
ファッションに敏感なアナタ、さっそくビタミン・カラーで決めてみましょう。
今回は動画がすくないのでとってつけたようにこんなCMの画像を。記憶にないな。
それで思い出しましたが、例の「日テレGo Go」のCM、鮎川誠から甲本ヒロトに変わりましたね(いや併用かも)。で、本家のヴァージョンもあるって聞いてましたが見た記憶がありません。どこかでやってるのでしょうか。
画像がしゃれてますね!
今年の流行だとは初耳でした。
ビタミンは薬に頼りたくないのでなるべく果物食べるようにしてます。
最近不足気味ですけど・・・。
私も日テレのヒロトさんver.が気になってますー!見たい!!
by アコ (2008-05-14 22:44)
アコさん、いつもありがとう!
わたしも薬はもちろん、サプリメント類はほとんど摂らないんです。
ならば健康かっていうと、そうじゃなかったりしてね。
by MOMO (2008-05-16 21:05)