『祝・新入社員』 [noisy life]
きょうから新しい年度のはじまり。
わたしの知り合いのU君も、今日から出勤。
研修のため大阪へと向かったそうです。
大学を了えて就職せず1年間をバイト。2年目は海外留学。
まぁ、モラトリアムという面もあったのでしょう。しかし、ついに年貢を納める決心を。運良く数件目の面接をパス。それがつい先月のこと。
さっそくスーツを買いに。リークルート以外では初めてのスーツ。決心はほんとうのようでした。買ってきたのがグレーのスーツ。
試着するなり家族の前で、
「いち、に、たぁ~ん……」
と“世界のナベアツ”の物まね一発。
でも、彼の父親の話によると、内心キンチョウで。今日が近づくに連れて落ち着かないそぶりだったとか。そして今日、グレーのスーツを着て家を飛び出して行ったとか。
風の強い一日でした。肌寒い一日でした。
新世界へ進んで行く人間には、初っぱなからキビシイ洗礼だったかも。
U君をはじめ、今日社会人としてスタートを切った諸君にせめてお祝いの歌を。
何をと考えましたがこれがなかなか……。
♪二つ並んだ 鶴と亀 「祝い酒」坂本冬美
はなんだか結婚式のようだし。
♪二十歳になったお祝いに つくった歌も忘れたのに 「心もよう」井上陽水
もちょっと希望をもっての旅立ちには暗いし……。
ストーンズThe Rolling Stones やクリフ・リチャードCliff Richard の「コングラチュレーション」Congratulationsでもとも思いましたが、ここはもっと派手に祝福したいということで、こんなのはどうでしょうか。歌って踊れる「ハヴァ・ナギラ」Hava Nagila なんて。
「ハヴァ・ナギラ」はフォークダンスの「マイム・マイム」と同じイスラエル民謡で、「さぁ、祝おう」という意味だそうです。そして、この音楽を流しながらみんなで踊るのだとか。
ポップスとしては1959年にハリー・ベラフォンテHarry Belafonteがコンサートで披露、世間の知るところとなったとか。
その後、ペレス・プラド楽団Perez prad Orchestra やジョー・キハーノJoe Quijano、あるいはクレバノフ楽団Clebanoff String Band といった多くのラテンバンドがとりあげたため、ラテンミュージックだと錯覚する人も。
わたしがはじめて聴いたのは、かのスプートニクスThe Sportnicksで。その後、ベラフォンテで歌詞があるのだと知りました。
中近東の香りのするメロディーですが、そのドラマチックな曲調は“祝歌”として最適、と思うのですが。では「ハヴァ・ナギラ」3連発の花火を。
まずはクラシック調。オランダのマエストロ、アンドレ・リュウAndre Rieu で。
続いて、ポップス調。よく知りませんがローレン・ローズLauren Rose というお嬢さん。
最後はやはりビートの音も懐かしいテケテケエレキのスプートニクス調、いやベンチャーズ調でMeshugga Beach Party というバンドに。「ミザルー」Miserlou のオマケつきで。
なにはともあれ新入社員の諸君、おめでとう!
コメント 0