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『クリスマス・ソング』 [noisy life]


Sleigh bells ring, are you list'nin' ?
In the lane, snow is glist'nin'
A beautiful sight, we're happy tonight
Walkin' in a winter wonderland

Gone away is the blue bird
Here to stay is a new bird
He sings a love song, as we go along
Walkin' in a winter wonderland
([WINTER WANDERLAND]ウインター・ワンダーランド words & music by FELIX BERNARD & DICK SMITH)

「クリスマスなんて知らないよ」って言う人もいるでしょう。けっこう多いかも。わたしもそのひとり。
街はクリスマス・セール一色。クリスマス・ソングのオン・パレード。まあ、平和がいちばん。あの島原の乱まで遡らなくても数十年前、クリスマスの「ク」の字も口にできない時代がありました。そのことを思えばこの“馬鹿騒ぎ”もいいじゃありませんか。「フケー、フケー」と、師走の風がどことなく昔の匂いを運んでくるのが気になりますが。
今日街を歩いていると、すれ違う人の顔がなんとなくいつもより柔らかい。とりわけ若い人たちはそんな感じ。こんなんなら毎日がクリスマスであってもいいです。
毎日がクリスマスといえば、[IF EVERY DAY WAS LIKE CHRISTMAS]という曲をエルヴィスが歌っていました。

そう、クリスマスはあまり関心がなくても音楽は別。
ポップスのクリスマス・ソングといえば、上の[WINTER WANDERLAND]と[WHITE CHRISTMAS]、[HAPPY CHRISTMAS]、[SANTA CLAUS IS COMI'N TO TOWN]ではないでしょうか。ほんとにこの時期よく耳にしますし、たくさんの歌手が歌っています。
メジャーとなったシンガーは、ほとんどクリスマス・ソングのアルバムを作っています。言い換えれば、クリスマスのアルバムを出すことがメジャー歌手の証明でした。日本もアメリカに倣えで、少なくとも昭和40年代あたりまでは名の知れた歌手が、カヴァー曲を吹き込んだものでした。
個人的にはブルースの[MERRY CHRISTMAS BABY]がイカしてます。チャック・ベリー、エルヴィス・プレスリー、ナタリー・コールなどなど。あとは、サイモン&ガーファンクルの[7O'CLOCK NEWS/SILENT NIGHT]もしんみりしていいなあ。

神様抜きのクリスマスが恋人達の“行事”として定着しはじめた70年代後半から、日本にもクリスマス・ソングが作られるようになりました。その豊饒期は1990年前後で、ドリーム・カム・トゥルー、小田和正、佐野元春、辛島美登里、サザン・オールスターズらがこぞってオリジナル・ソングを発表しています。そんななかでも、スタンダードになりうる日本版クリスマス・ソングといえば、甲斐バンドの「安奈」、山下達郎の「クリスマス・イヴ」、そして松任谷由実の「恋人がサンタクロース」でしょうか。昔のようにクリスマス・ソングで商売ができるという時代ではないのかもしれませんが、いまでもポップスのアイテムとして利用できることには変わりがないようです。

メリークリスマスの代わりに、気に入り(“お”をつけてはいけません)の俳句を一句。

てのひらに いかのしほから クリスマス   磯貝碧蹄館


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