SSブログ

『ベースボール・ソング』 [noisy life]

Take me out to the ballgame,
Take me out to the crowd.
Buy me some peanuts and Cracker jacks.
I don't care if I never get back.
Oh, it's root, root, root for the home team
If they don't win, it's a shame,
For it's one , two, three strike, you're out
At the old ballgame.
[Take Me Out to the Ballgame](word:JACK NORWORTH, music:ALBERT VON TILZER, 1908)

松井秀喜がようやくヤンキースタジアムへ帰ってきました。それも4打数4安打。クリーンヒットは1本だったけれど、100点満点の復帰ではなかったでしょうか。
メジャーリーグの歌といえば、もちろん「わたしを野球へ連れてって」TAKE ME OUT TO THE BALLGAME です。ファンならごぞんじのとおり、7回表の終了時点、つまりホームチームの7回の攻撃前に球場にこの音楽が流れ、観客は歌いながら背筋を伸ばします。それでこれをセブンス・イニング・ストレッチといいます。
作られたのはほぼ100年前。日本でいえば明治時代。その後、1949年に同名タイトルの映画が作られ、この歌はますます人々に浸透していったそうです。
1994年にアメリカで作られた「BASEBALL」というテレビドキュメンタリーのオリジナル・サウンドトラックではピアノ・ソロ、トランペットのソロ、ヴォーカルなど5つのヴァージョンの「TAKE ME OUT TO THE BALLGAME」が聴けます。これらの音楽を聴いていると古き佳き時代のベースボール、それも映画「フィールド・オブ・ドリームス」に出てきたような球場というよりは原っぱのような場所で、マイナーリーグの試合を観戦しているような、そんなのどかな気分にさせられます。
今日のヤンキースタジアムでもセブンス・イニング・ストレッチはありました。ただ、5年前の9.11から、少し変わってしまいました。それは「TAKE ME OUT TO THE BALLGAME」が流れる前に必ず「GOD BLESS AMERICA」が流れるようになったこと。映画「ディアハンター」の中であれほど感動的な歌だったのですが……。聞けば聞くほど嫌いになっていく歌というのもめずらしい。歌に罪はないのですが。

ところで日本の野球ソングもあります。すぐに思い浮かぶのは♪オー、マイボーイ 憧れの憧れの野球小僧の「野球小僧」(灰田勝彦)、♪かっとばせ フレフレフレー という「ホームラン・ブギ」(笠置シヅ子)。あるいは♪流した涙はうそじゃない という高校球児を歌った「涙の敗戦投手」(舟木一夫)。最近の曲ではコブクロの、社会に出ても“人生を変える一球がある”と信じる高校球児を歌った「背番号1」も野球ソングのひとつ。同じ高校球児を歌ったものでも、40年以上も経つととても現実的になってきます。歌は世につれといいますが、こうして同じ素材を扱った歌を比較してみると、そのことがよくわかります。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

【パン助】『70年代歌謡曲』 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。