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『犬の歌』 [noisy life]

You ain't nothin' but a hound dog
Scratchin' all the time
You ain't nothin' but a hound dog, baby
Scratchin' all the time
You ain't never caught no rabbits
You ain't no friend of mine
「HOUND DOG」(ELVIS PRESLEY, 1953)

今日(もう昨日になりました)はお世話になった方の命日。線香をあげに行ってきました。
存命中から住んでいたマンションには今も奥さんと息子さん、娘さんが暮らしています。今年で4年目。遺影に手を合わせたあとは、いつも奥さんと故人を偲びます。毎年故人の知らなかった面を教えてもらい、とても楽しい時間です。で、その話の途中、隣家から犬の鳴き声が。奥さんいわく「ほんとうは、飼ってはいけないんですけどね」。マンションの決まりではそうらしい。「うるさいことはありませんか?」「いえ、よく躾てあるようでめったになかないんですよ。子供たちも好きなものですから、ウチでも飼おうかなんて……」そう言って奥さんは笑っていました。そこで今日のnoiseは「犬」。

犬の歌といえば、まず日本では「いぬのおまわりさん」。これは有名です。あとはチューリップの「しっぽの丸い小犬」。演歌では瀬川瑛子の「小犬の神様」。田宮二郎の「青い犬のブルース」やキングトーンズの「捨てられた仔犬のように」というのもありますが、これは犬の歌というより、人間を犬に見立てた歌。去年の紅白歌合戦でフォーリーブスが歌った「ブルドッグ」は、たんなる語呂合わせで、犬とは関係ない歌詞です。こうみると犬の歌は思っていた以上に少ないようです。もちろんまだあるのでしょうが、思い浮かびません。

洋楽となると、クラシックではショパンの「小犬のワルツ」がありますし、フォスターの「老犬トレイ」もよく知られています。ポップスではなんといってもプレスリーの「ハウンド・ドッグ」HOUND DOGとベンチャーズの「ブルドッグ」BULLDOG、パティ・ペイジの「ワン・ワン・ワルツ」THE DOGGIE IN THE WIDOWがよく知られています。他ではビートルズ「HEY BULLDOG」、1910フルーツガム・カンパニー「HOT DIGGITY DOG」、レッド・ツェッペリン「BLACK DOG 」がありますし、カントリーやブルースでも犬を歌ったものは結構あります。
「HOUND DOG」とはリトル・リチャードやジミ・ヘンドリクスなども歌っていますが、猟犬のこと。そういえば、ローバト・ジョンソンに「地獄の猟犬がつきまとう」HELL HOUND ON MY TRAIL という、せきたてられているような不安な気持ちを歌ったブルースもありました。

人間と犬との付き合いは日本より欧米のほうが古く、そのため歌も沢山あるようです。日本も最近は空前の(ホントかな)ペットブームで愛犬家もずいぶん増えているそうですので、もっと犬の歌が出てきてもよいと思うのですが。


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