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『風の音』 [noisy life]

Well, Once I met a pretty little girl and she was fair to see
I fell in love with that pretty little girl She fell in love with me
I kissed her on her dimpled chin While stars in heaven did play
But along came a-howlin' that old NORTH WIND and carried away

NORTH WIND NORTH WIND Bring my baby back again
North wind, where did she go? Nobody but you will ever know
…………
([NORTH WIND] words & music : ROD MORRIS vocal:TEXAS BILL STRENGS, 1953)

犬猫も空に飛ばされそうなすごい風が列島を吹き抜けていきました。街路樹の枝や電線が悲鳴をあげるほどの風も、関東では夕方になってどうやらおさまったようです。雨の次は図ったように「風」。

風の歌も雨にも負けず多い。それだけ詩的な自然の現象なのでしょう。
子供の頃よく歌ったのは、♪北風ぴーぷー の「たきび」、♪どっどど どどーど の「風の又三郎」、そして♪風を呼ぶんだ正義の風を の「風小僧」。大人になってからのヒット曲といえば、フォークなら♪人は誰もただひとり旅に出て の「風」(はしだのりひことシューベルツ)、演歌なら♪人を愛して 人はこころひらき の「すきま風」(杉良太郎)。どこか虚無的な「明日は明日の風が吹く」(石原裕次郎)もよかったな。

洋楽ならボブ・ディランのトピカルソング「風に吹かれて」BLOWIN' IN THE WIND。’70年前後が甦ってくる歌です。でも、最初に耳にしたのはディランではなく、P・P・Mやジョーン・バエズのヴァージョンでした。日本でもカルメン・マキをはじめ、RCサクセション、桑田バンドなどがカヴァーしています。
The answer, my friend, is brownin' the wind The answer is brownin' the wind
という歌詞がとても哲学的というか、思わせぶりというか、とにかく印象的な歌でした。

それと昭和30年代によく聴かれたのが「北風」。カントリー・ソングで、日本では小坂一也のカヴァー曲が32年にヒット。その後黒田美治、ジミー時田、寺本圭一などのカントリー・シンガーもレコードに吹き込んでいます。39年には北原謙二のバージョンも小ヒット。カントリーにはめずらしいマイナーチューンで、日本人には受け入れやすかったのかも。
♪えくぼの可愛い娘だったが 北風がつれていっちゃった 
なんて訳詞も歌謡曲にはぴったりでした。

雨がきて、風がくれば次は雲? それとも空? でもどちらも音がない……。


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