●二の字二の字の…… [day by day]
雪でした。
昨日の予報でそういっていたので、今日は出かけずに家で猫のように丸くなっているつもりでした。
とはいっても、月末。銀行などいかねばならないところもあるので。
午後から雪はやむような予報でしたが、早いうちに用事を済ませてしまおうと、午前中雪降る中を、久々のゴム長履きででかけました。
歩いて片道10分程度。往きは通りをとぼとぼと。クルマ通りも少なめとはいえ、たまに物流トラックや、デイサービスの送迎ミニバスなどが。
まだシャーベット状態とはいえ、足元はかなりおぼつかない。
そんなわけで、帰りはいささか遠回りになりますが、駅前からえんえんと続く公園を通って帰ることに。
あたりまえだけど、公園には人っ子ひとりもいないどころか、いつも見かけるハトやカラスの連中も退避中で姿なし。
それでも雪降る公園を往くのはなかなか気分がいい。
遊具やベンチも雪化粧だし、野球グラウンドも一面の白。
家に近づいたところで、いつもの通路ではなく、野球グラウンドやテニスコートと違って周囲にフェンスのない、ゲートボール場を横切って行くことに。
さすがに午前といっても10時をすぎていたので、処女雪というわけにはいかず、何人かの足跡がグラウンドを横切っていました。
なるべく前人未踏の場所を選んで歩き、やがてグラウンドを渡りきるところで、ふとわが足跡を振り返ってみたい衝動に。
今さら、とも思いましたが、別に振り返ったって石になってしまうわけでもなし、人影もないので歩みを止めてさらりと振り返ってみました。
なんのことはない雪上の足跡がはるか向こうから続いています。それは真っ直ぐではなく、微妙に蛇行しています。ブレながら死出の旅をつづける己が人生のようで。なことはどうでも。
振り返って自分の足跡を観るなんて、初めてかもしれません。まぁ、雪の日だからこそできることで。
家に帰ってからは一歩も外へでずに、このブログを書くことをはじめ、普段の仕事に忙殺されなかなかできなかったことでもして、過ごそうと考えています。
そんな「初体験」で思い出したのが「雪上の足あと」FOOTPRINTS IN THE SNOWという曲。
お察しのとおりカントリーというか、ブルーグラスです。
ビル・モンローやフラット&スクラッグスの演奏で知られています。
雪が積もると今は亡き彼女のことを思い出すという、追憶ソング。
雪の積もる日にはじめて彼女を見た
そして、雪の上のその小さな足あとに自分の足跡を重ねるように、彼女を追いかけた……
ロマンチック(死語かな)ですね。
ブルーグラスというと、ドタバタ劇(これまた死語か)のBGMにつかわれるぐらい賑やかな印象がありますが、こうした純情男の心情をうたったものがよくある。
1曲だけではもの足りないので、もうひとつ。
雪がバックグラウンドとなったブルーグラスといえば、このブログでも何度もまるで押し売りのように紹介しているエミル―・ハリスの「雪に映えるバラのように」ROSES IN THE SNOW。
こちらも死んでしまった恋人への追憶ソング。
もちろんエミルーがうたっているので、天国へ行ってしまったのは彼のほう。
幸福な冬のある日 ふたりで雪の上にそっと置いた燃えるようなバラの花が忘れられない というラブソング。
やはり2曲より3曲のほうが「すわり」がいいので、さらにもう1曲。
雪の歌が思い浮かばないので別の歌を。
[FOOTPRINTS IN THE SNOW]での悲劇のヒロインの名前はNellie なので、ネリーの歌を。
いくつかありますが、追憶の歌が続いたので最後は明るい歌がいいですね。
ネリーと出会ったんだ! ネリーと出会ったんだ!
と麗しの女神と出会えた喜びを爆発させているのがカントリー・ジェントルメンなどで聴ける「ダイナおばさんのキルティング・パーティ」AUNT DINAH'S QUILTING PARTY([SEEING NELLIE HOME]というタイトルでとりあげる場合もある)。
今年はじめてのブログ。
今月は無理かな(1月からかよ)って思っていましたが、雪のおかげでアップすることができました。
今年は昨年よりいくらか時間がとれそう(とる!)なので、カラオケとブログの回数をふやしたいと思っています。
読んでいただいているみなさま、遅ればせながら今年もよろしくお願いいたします。
taharasさん、いつもありがとうございます。
東京はもはや雪もあがりました。
そちらの天候はいかがでしょうか。
風邪にご用心を。
わたしもですが。
by MOMO (2015-01-30 20:13)