SSブログ

その名は●岩谷時子 [the name]

その名は●岩谷時子

君といつまでも.jpg

ブログを復活させて、月に1~2回書こうかなと考えていたのに、まさか1日に2度も書くことになるとは。

岩谷時子さんが亡くなられました。
97歳と聞けば、よく長生きされたなというのが実感です。

いつものように独断でフェヴァリットソングをセレクトしてご冥福をお祈りしたいと思います。

●サン・トワ・マミー

なんといっても越路吹雪への歌詞提供がいちばん輝いている。そのほとんどはシャンソンの訳詩というかたちで。
何年か前に出た彼女の歌詞集のタイトルにもなっている「人生は過ぎゆく」がいちばんふさわしいと思ったのですが、YOU-TUBEに音のいいものがみつからず、アダモのなかではいちばん好きな「サン・トワ・マミー」を選んでみました。

●恋は紅いバラ 

加山雄三のナンバーワンヒットの「君といつまでも」をはじめ、「夕日は赤く」「蒼い星くず」「お嫁においで」「霧雨の舗道」「幻のアマリリア」など若大将とのコンビのヒット曲はあまたありますが、女性の作詞家が男歌でヒットを連発するのはめずらしい。

ほぼ同時期には「青春をぶっつけろ」をはじめ熱血スポーツ教師ドラマの主題歌もてがけていました。布施明の「これが青春だ」をはじめ、竜雷太、浜畑賢吉が主演したシリーズの主題歌の作詞も彼女で、主演俳優がそれぞれうたっていました。

また郷ひろみにも、デビュー曲「男の子女の子」をはじめ「花とみつばち」「裸のヴィーナス」など数曲書いています。

●夢見るシャンソン人形

昭和30年代中頃から後半にかけてのカバーポップスブームで、多くの名訳詞をしてみせた女性作詞家が岩谷時子と安井かずみ。
この二人が女性作詞家の草分けとなります。

岩谷作品で当時いちばん流れていたのは、おそらく森山加代子の「月影のナポリ」でしょう。田代みどりの「ビキニスタイルのお嬢さん」もよく聴こえていました。
今回はフランス・ギャルをミッチー・サハラがカヴァーした「夢見るシャンソン人形」。

ミッチー・サハラは10年ほど前でしょうかハワイから訃報が伝わってきました。声がきれいで歌がうまく、ハーフシンガーのさきがけでした。

●ふり向かないで

ちょうどそのカバーポップス全盛時に、これまた亡くなった宮川泰と組んでつくったのが、ザ・ピーナッツのヒット曲の数かず。
なかでもいまだに多くのシンガーにカバー曲として歌い継がれているのが「恋のバカンス」。日本のオリジナルポップスの原点ともいうべき歌です。

今回アップしたのは「ふり向かないで」。
黒い靴下や、タータンチェックのスカートをなおしているから振り向かないでね、という歌詞には、子供ごころをドキドキさせられたものでした。今考えてもスゴイ歌詞です。

●瞳とじれば

岩谷時子のコンビ(作曲)としていちばんはじめに思い浮かぶのはいずみたく。
ヒット教を多く出したという意味では、やはりピンキーとキラーズでしょうか。
デビュー曲の「恋の季節」をはじめ、そのヒット曲のほとんどはこのコンビで。

ほかにも、「夜明けのうた」(岸洋子)、「いいじゃないの幸せならば」(佐良直美)、「ベッドで煙草を吸わないで」(沢たまき)、「太陽のあいつ」(ジャニーズ)、「太陽野郎」(バニーズ)、前述した「これが青春だ」(布施明)などヒット曲は綺羅、星のごとく。

そんななかでも何度聴いても飽きないのが、わがアイドル(のひとり)だった倍賞千恵子の「瞳とじれば」。

フェヴァリットソングが、とても5曲ではおさまらないヒットメーカーでした。
またいずれの日にか続編をということで、取り急ぎまとめてみました。

日々の生活の中で、岩谷作品からたくさんの潤いをいただいたのは、わたしだけではないはずです。
岩谷時子さま、ありがとうございました。お疲れさまでした。


nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 1

MOMO

画像認証の文字がよめるようになりました。

Mashi☆Toshiさん、nice!をありがとうございました。
by MOMO (2013-12-13 01:55) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。