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その名は●なおみ [the name]

ちあきなおみ.jpg

♪最後の最後まで 恋は私を苦しめた
指をつきぬけ 涙があふれそうよ
そして 今……
翼に身をゆだね 私は旅立つ
遥か雲の下に 広がる街あかり
あそこで愛されて あそこで別れた
このままずっと どこへもおりず この夜の果て
二度と帰らないの そして帰らないの
 
(「夜間飛行」詞:吉田旺、曲:中村泰士、歌:ちあきなおみ、昭和48年)

はじめに言っておきますが、訃報ではありません。

つまらんことですが、み月ほど前から歯医者へ週一ぐらいで通ってまして、なんだかまだ当分かかりそうな感じで。

とにかく50になるあたりから、2年に1度くらい歯の治療にいくようになりまして。
まぁ、しょうがないですかね、あちこちガタがくるのも。

でもなんで歯医者ってこんなに時間がかかるのかなあ。
一度でジージーガチャガチャジエンドってやってくれないもんでしょうか。

それに予約制とはいいながら、非道いときなんか1時間くらい待たされるんだから。
でも、愚痴いっちゃいけない。
とくに歯医者に限らず、医療関係は診察がそんなに時間通りにいくわけないし、もしいくとしたらそりゃ逆にコワイ。
医療機関で待たされるのは仕方ないことなわけで、それがイヤなら病気にならないことだな。

そんなわけで、先日も予約時間から小1時間待たされました。
もうなれっこだから、その間待合室のラックにある週刊誌などを。

週刊誌なんか、歯医者に来たときぐらいしか読まないものね。
昔はそれでも読んでいたけれど、だんだん時間もなくなってきて。30を杉並木のあたりから、なんとなく中吊り広告を見ているだけで、読んだような気分になっちゃったりして。

だからいまだに、電車の中吊りはよく読んでます。
そのキャッチを読んでも「もっと詳しく知りたい」なんて気にならない。だいたいは記事の結末が想像できるか、あるいは自分が知りたいところへ到達できない“生煮え記事”のどちらかですから。

でも、歯医者では読んじゃうんだな。
で、名前を呼ばれて雑誌を戻し、診察室へ入って、やがて終了。
清算して帰宅するころには、読んだ週刊誌の内容などすべて忘れている。それでいいのです。

しかし先日の記事はさすがに目をうばわれました。
読んでる方はご存知かとおもいますが、なんとかの「ちあきなおみ」のことが。

記事だけなら時々あるらしいのですが、今回はグラビアも使って、現在進行形のお顔もバッチリ。

お盆でダンナさんの墓参りしているところを“激写”(今でも使うのかな?)してました。

写真は喪服の黒いドレスを着たなおみさんを正面からパシャリ。また、了解済みだったの?と思わせるような墓前で顔を歪めている彼女も。

まぁ、それがどういう経緯だったのかはどうでもいいのですが、写真とはいえ、その顔が思っていた以上に若々しい。
まぁ、今でも愛しているダンナさんに逢いに行くのですから化粧入念ということはあったにしても、いまだ現役かと思うほど若かった。

彼女のカムバックには懐疑的でしたが、その写真を見た瞬間、「あれ、そろそろ復帰が近いのかな……」なんて思いが浮かんできたくらいですから。

別だての記事のほうは、数年前に死んだという彼女の実父のことが中心で、いかにダメな父親だったかということで、こちらはどうでもいいこと。

能書きはこれくらいにして、本題であるちあきなおみのベスト3を。

まずは名曲「喝采」の作詞・作曲・編曲トリオがその翌年につくった傑作「夜間飛行」

そういえば思い出したけど、ちあきなおみボクサーの関光徳のファンだったんだってね。例の週刊誌に書いてあった。
わたしも子どものころ好きだった。

東洋チャンピオンまではなれたけど、世界は5度ぐらいチャレンジしてことごとく敗戦。
アンラッキーなサウスポーでした。
そんな生きざまに魅かれるファンは多かったけど、ちあきなおみもだったんだ。
ビジュアルもハードヒッターにしては、やさしすぎる顔立ちでね。
残念ながら数年前に急逝しました。

横道にいきそうなので2曲目を。
こちらは阿久悠、川口真(編曲も)による「円舞曲(ワルツ)」
この頃のちあきなおみがいちばんパワーがあった。
川口真にしてはめずらしくうっすらと演歌のかおりがします。そのうっすら感がまたいい。

最後はお得意のカヴァーを。
「黄昏のビギン」をはじめ、男歌を含めてかなりの歌謡曲(ジャズもあるよ)をカヴァーしてますが、さいきんよく聴くのが舟木一夫「夕笛」
詞は三木露風の「ふるさとの」を下敷きにしていますが、やはり西條八十は職人。
作曲は「和風」ならばナンバーワンの船村徹

ちあきヴァージョン、編曲も含めて原曲に忠実だけど、そのほうがいい。

なおみさん、カムバックするならなるべく早い時期にお願いしますよ。
やっぱり、歳を重ねすぎると、容貌もそうですが、声量や声質も確実に劣化していきますから。
くれぐれもカムバックが「ナオミの夢」に終らないように。


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MOMO

世俳連(略してすみません)さん、読んでいただいてありがとうございます。

記者会見 どじょうが出てきて コンニチワ

さっきテレビのニュースでみました。
by MOMO (2011-09-30 22:30) 

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