SSブログ

三つの歌②雨―洋楽篇 [day by day]

雨.jpg

関東もいよいよ梅雨に入ったそうです。
今日も雨が降っております。西南方向から台風もきているとか。
毎回毎回いいたくはありませんが、今年の梅雨、今年の台風は例年とはいささか違う。
なにしろ放射能汚染の最中にやってくるのですから。
厭なことにならなければよいのですが。

それでもやっちゃうブログかよ。
やらずにゃおかぬ、やらずの雨ってことで、お題は「雨」。

なんともストレイトというかイージーというか。
最近、いつも以上に脳のはたらきが鈍くなっています。おそらく放射脳、ではなく放射能の影響でしょう(まだいってら)。

ではさっそく本題に。
カウシルズの「雨に消えた初恋」とかカスケーズの「悲しき雨音」とか、雨を歌った名曲はたくさんあります。

フォークでいえば、イアン&シルビアの「朝の雨」やジョーン・バエズの「雨を汚したのは誰」。ボブ・ディランにも「激しい雨」や「雨の女」が。

映画音楽なら「シェルブールの雨傘」があるし「明日に向かって撃て」のテーマ「雨にぬれても」もいいグッドソングでした。

それらを差し置いて今回聴きたくなった“雨唄”は以下の3曲。

まず1曲目。
「雨を見たかい」HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN? クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルCREEDENCE CLEARWATER REVIVAL

あの時代のカントリーのもの足りなさを補ってくれたのがCCR。ジョン・フォガティ
曲のセンスと嗄れ声がなんともイカしてました。

「雨を見たかい」は「晴れた日に降る雨を見たことあるかい?」と問い続ける1971年のヒット曲。

「そんなのあるよ、天気雨のことだろ」とはじめ聴いたときは思ったもの。ところがあとになって雑誌などの記事を読んで驚いた。
なんと、晴れた日の雨とは爆弾のことで、ベトナム戦争末期のヒット曲は反戦歌だというのです。

しかし、さらにあとになって、その「反戦歌説」は誰かさんの“ネジ曲げ”であることがジョンの発言によって明らかに。
多分誰かさんはCCRのファンだと思うけど、ミュージシャンにしてみれば迷惑な“都市伝説”。時代の勢いで、本人もすぐには否定できなかったのかもしれない。

とはいえ、わたしにとってはCCRナンバーのなかでも5指に入る名曲。

2曲目は、もうちょっとだけ古い曲。
「雨」LA PIOGGIA ジリオラ・チンクエッティGIGLIOLA CINQUETTI

高校へ入って友達になったヤツに、門前仲町の小料理屋の息子がいまして、学校帰りに彼の家に誘われ、ついていってびっくり。
なんと彼は6畳一間のアパートでのひとり暮らし。なんのことはない、実家兼店はそのアパートのまん前だったのですが。でも、自分の部屋のなかったわたしにはウラヤマシカッタ。

そんなことよりもさらにびっくりしたのが、彼の部屋へ入って目に入った鴨居の上に並べられた10数枚のシングルレコード・ジャケット。
そのほとんどがジリオラ・チンクエッティのもの。

一人のミュージシャンを深く掘り下げて聴かなかった(いまでもそうだけど)わたしは、彼をみてはじめてホンモノのファンとはこういうものなのだ、ということを知らされました。

それから、「ナポリは恋人」とか「愛は限りなく」とか。そしてなんといっても名曲中の名曲「夢見る想い」はイヤというほど聴かされました。
なんでもそうですが、イヤというほど聴くと、その旋律やわからないながらもその語感が刷り込まれて、“マイ・ソング”になってしまうから不思議。

「雨」はそれからしばらくしてヒットした歌(歯を矯正してます)。どんなに雨が降ったって二人の愛を濡らすことはできないわ、というラヴソング。
何年か前にテレビのCMでつかわれて小ブレイクしました。イントロが近藤真彦の何かに
似てるとかいわれたり。ま、五月の歌というか、メイ曲ですね。

二つ目より上の「三つ目」は真打ち。

「雨の別離」BLUE EYES CRYING IN THE RAIN ウィリー・ネルソンWILLIE NELSON

これはもう何度もとりあげたカントリーのなかでもフェヴァリット中のフェヴァリットの別れの歌。
ハンク・ウィリアムズからエルヴィス・プレスリーまで多くのシンガーによって歌われている胸キュン(今どき古いよネ)ソング。

元は1950年代にロイ・エイカフでヒットしたものですが、70年代になってウィリー・ネルソンで再び陽の目をみることに。今回はそのウィリーで。

何度もとりあげているので、また再びの能書きはやめて、「雨の別離」をディーバでもう1曲。
では誰を。

ピカ一なのはシャナイア・トゥエインですが、オリビア・ニュートンジョンもいいし、ロイ・エイカフとのデュオのエミルー・ハリスもイカしてるし、ノルウェーのカントリークイーン、ヘイディ・ハウゲも捨てがたい。
でも今回はYOU-TUBEの画像が気に入ったので、いまは亡きエヴァ・キャシディEva Cassidy を。

梅雨もゴメン、台風もゴメン、放射能はもっとゴメン。
でゴメンの季節になりにけり。憂鬱の季節となりました。
「YOU-TUBE」の文字も、なんとなく「ユーウツだべ」(DAはないけど)って読めたり。早く来い、夏を通り越して秋。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。