SSブログ

▼上村愛子4位に拍手 [deporte]

上村愛子.jpg

あと2人の競技者を残して上村愛子の順位は2位。

もちろん成績下位の選手から滑るので、残っている2人はどちらも金メダル候補。
でも、どちらかがミスをすれば上村は1つ順位を上げて表彰台に上がれる。

思わず、「転んでくれ」なんて不謹慎なことを思ってしまいました。わたしだけじゃないよね、きっと。しかしトップアスリートは転ばない。転ばないからトップなのです。

結果はトリノの5位からワンランク上がっての4位。

競技直後のインタビューで上村は、客観的な感想とはうらはらに涙が止まらないようでした。それでも受け答えは終始しっかりしていました。
4年前の有名になった「どうやったら表彰台にあがれるのかナゾ」という“泣き”もなかった。

ファンとして勝手なことをいえば、上村愛子のピークは2年前のワールドチャンピオンのときだったと思う。
18歳で初出場した長野五輪から4度目の五輪。彼女ももう30歳を超えてしまったんだなぁ。
あんな激しい競技はやっぱり技術以上に体力がものを言う。

そう考えると4位という結果は、彼女がいかにこの4年間努力をしてきたか、ということを物語っている。

夕方のニュース番組に現地から生出演していた彼女は、キャスターの「モーグルの神様に何と言いたいか?」という“誘導尋問”に対しても冷静で、本番で自分の力を十分に出すことができたことへ感謝したい、と述べるとともに、他の選手たちが無事に滑り終えたことにも感謝したいと真面目な彼女らしい応答をしていた。

ひと一倍注目度が高く、なにかにつけてメディアからコメントを求められることが多い彼女だが、いつも気負うことなく、かといって臆することなく、冷静に自分の気持ちを自分の言葉で過不足なく伝えてきたことに「立派だなぁ」と以前から思っていたが、こんかいもそうした想いを裏切らないマスコミへの受け答えだった。立派だなぁ。

というわけでバンクーバーオリンピックがはじまりました。

開会寸前に国母クンの話題には笑ってしまいました。
「21歳になって、まだ高校生なみの“腰ばき”かよ。オツムの程度が知れるぜ」
「開会式に出さないのなら、はじめから出場させるなよ。関係者出てこいッ!」
って具合に。

まぁ、たいした問題ではありません。
それよりも今日は上村愛子のパフォーマンスとあの涙にジンとしてしまいました。
……オリンピックだよなぁ。

いちファンとして、彼女の健闘にこんな曲で祝福したいと思います。


nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 2

MOMO

wing14さん、おそくなりましたが、見ていただいてありがとうございました。

バンクーバー、いまひとつ盛り上がりに欠けてますね。
あすの女子フィギュアに期待しましょう。
by MOMO (2010-02-23 20:59) 

MOMO

やまさん、どうもありがとうございます。

浅田真央の銀メダルは仕方ないですよね。キム・ヨナがつよすぎましたから。
銀2、銅1ですか。メディアの大報道のわりには世間は冷めていたように感じるのですが。

前回は荒川静香の金だけだったけど、あれで大盛上りになりましたよね。将棋じゃないですが、金がなくては詰らないようです。

せめて明日のパシュートでの銅メダルに期待しましょう。
by MOMO (2010-02-27 23:46) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。