SSブログ

その名は●メリー、メアリー&マリー① [the name]

 

Once upon a time was a tavern
Where we used to raise a glass of two
Remember how we laughed away the hours
Think of all the great things we would do

Those were the days, my fried
We thought they'd never end
We'd sing and dance forever and a day
We'd live the life we choose
We'd fight never lose
For we were young and sure to have our way
([THOSE WERE THE DAYS]悲しき天使 words and music by GENE RASKIN, vocal by MARY HOPKIN, 1968)

女性の名前MARYも外国アーチストや楽曲ににはありがちな名前。その名の由来が聖母マリアからきていることは想像できるが、はたしてその日本語表記は「メリー、メアリー、それともマリー」か。

ジュリー・アンドリュースが主演した映画『メリー・ポピンズ』MARY POPINSは、原作では「メアリー・ポピンズ」としているものもある。

しかし、16世紀のスコットランドの女王・メアリー1世MARY STUARTは、メリー1世あるいはマリー1世とは書かないし、いわない。

メリーとメアリーは混同しているが、マリーはフランス語のMARIEでこれは別。と思うとそうでもない。実際のアーチストで見てみると、

アイルランドのMARY BLACKMARY COCHRAN は普通メアリー・ブラック、メアリー・コクランと書かれる。
ところが、イングランドのMARY HOPKINメリー・ホプキン
さらにアメリカのPPMの女性ヴォーカルMARY TRAVERSマリー・トラヴァースと表記されている。もう、なにがなんだか。

その他では、
ジャズ、ポップスのレスポール&メリー・フォードMARY FORD、メリー・ウェルズMARY WELLS。カントリーではメリー・ケイ・プレイスMERY KAY PLACE、マリー・オズモンドMARIE OSMONDがいる。
また古いシャンソニエではマリー・デュバMARIE DUBAS

次に曲だが、こちらは多い。手持ちの音源だけをあげても、

プラウド・メアリーPROUD MARY(CCR、ティナ・ターナー)
ハロー・メリー・ルーHELLO MARY LOU リッキー・ネルソン他
メリー・メリーMARY MARY モンキーズ
メリーよ泣かないでOH, MARY DON'T YOU WEEP ゴスペル
メリー・アン MARY-ANN シャドーズ
恋の一番列車GOING HOME TO MARY LOU ニール・セダカ
メアリーへの手紙TAKE A MESSAGE TO MARY エヴァリー・ブラザーズ
ブリンギング・マリー・ホームBRINGING MARY HOME カントリー・ジェントルマン
マリーは恋人(MARIE'S THE NAME)HIS LASTER FLAME エルヴィス・プレスリー
リトル・マリーLITTLE MARIE チャック・ベリー
マリーは恋人THE DAY I MET MARIE クリフ・リチャード(プレスリーとは別の曲)
毛皮のマリーLA MARIE-VISON  イヴ・モンタン
マリー・マリー MARIE-MARIE ジルベール・ベコー

まだポピュラーでない曲がいくつかある。

個人的にはMARYさんあるいはMARIEさんは好きなシンガーが多い。
とりわけメリー・ホプキンとマリー・トラヴァースは昔、よく聴いた。

メリー・ホプキン「悲しき天使」は、ビートルズの設立したレーベル「アップル・レコード」から発売。プロデュースとアレンジはポール・マッカートニー、ということはよく知られている。。
メリーは美人というより、透明感のある妖精(ほめすぎ?)というイメージ。

大ヒットした「悲しき天使」、もともとはロシアの流行歌(「カチューシャ」同様、民謡ではない)で、それをイギリス在住のジーン・ラスキンが採譜し、詞をつけたもの。
曲調から本歌はロマ(ジプシー)ミュージックだともいわれている。

エンゲルベルト・フンパーティンク、ニール・セダカ、レニングラード・カウボーイズ、ヴィッキー、ヘルメス・ハウス・バンドなど各国のシンガーにカヴァーされ、また、ポール・モーリアフランクプールセルらのオーケストラで演奏され、世界的な楽曲となっている。

日本でも、小川知子、広川あけみ、森山良子、岩崎宏美などのカヴァーが聴ける。

まあ、メリーもメアリーもマリーも日本語の表記の問題なので、統一すればいいと思うのだが、慣例なのかそうはいかない。その国その国の発音もあるし。

「毛皮のマリー」といえば、何となくミンクのコートを羽織った高級娼婦のイメージで、いかにもシャンソンという感じだけれど、「毛皮のメリー」なんていうと、なんかウールのコートを着たお姐さんになっちゃいますからね。


今日は金曜日なので? 懐かしき三本立てで。
まずはオリジナル「妖精の詩」を。

続いてカウリスマキ映画より

最後は賑々しく。この方々で。みなさんご一緒に!


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。