『冬の歌』② [noisy life]
We met in a ski lodge
And we fell in love
Right by a fire place
We shared our first embrace
And then inside my heart
I felt a fire start
It's a gonne snow outside
The weather will be cold
But I'm gonna be warm this winter
([I'M GONNA' BE WARM THIS WINTER]想い出の冬休み words & music : HANK HUNTER & MARK BERCAN vocal : CONNIE FRANCIS, 1962)
「想い出の冬休み」。60年代ガールポップスの女王、コニー・フランシスの歌。日本では弘田三枝子や沢リリ子がカバーしました。コニーによってアメリカンポップスに目覚めたファンも多いことと思いますが、当時のシンガーに与えた影響も大きかったそうです。
夏休みを歌った歌は多いけど、冬休み(日本でいう冬休みかどうかは別として)はあまり聞きません。たしかに、恋の季節といえば夏でしょうが、別に春や冬に恋してわるいことはない。ちなみにわたしの高校時代の友人は、冬休み、彼女と泊まりがけでスキー場へ行き、童貞を卒業しました。そこまで行かなくても、スケート場で知り合ったり、初日の出を見る山や海で知り合うことだってあります。インドアでも、炬燵の中で手と手が触れて、なんてC級ドラマみたいな出逢いだってあるかもしれない。冬休みも捨てたものではありません。
洋楽の冬の歌といえば、クリスマス・ソングをのぞけば、日本よく知られているのがアダモのシャンソン「雪が降る」TOMBE LA NEIGE 。日本では高英男、岸洋子、越路吹雪などのシャンソン歌手やグラシェラ・スサーナによってカヴァーされました。またサイモン&ガーファンクルの「冬の散歩道」A HAZY SHADE OF WINTER も日本ではお馴染み。1966年の発売ですが、日本では10年ほど前、テレビドラマの主題歌として使われ、再ヒットしました。
カントリーで有名なのはビル・モンローが作った「フットプリンツ・イン・ザ・スノウ」FOOTPRINTS IN THE SNOWで、軽快なブルーグラス・サウンドが聴けます。その他、エミルー・ハリスの[ROSES IN THE SNOW] 、カントリー・ガゼットの[SNOWBALL]、[WINTERWOOD]、オズボーン・ブラザーズの[AT THE FIRST FALL OF SNOW] などカントリーソングには冬や雪を歌った歌が多くあります。そういえばプレスリーにも[SNOWBIRD]がありました。スノウバードとは「ユキホウジロ」のことで、北海道で見られる冬鳥だそうです。
なお、この「想い出の冬休み」の作曲者のHANK HUNTER はそのほか、「恋の片道切符」ONE WAY TICKET TO THE BLUES 、「ヴァケイション」V-A-C-A-T-I-O-N 、「ロリーポップ・リップス」LOLLIPOP LIPS と、日本でヒットした60年代のアメリカン・ポプスをいくつか作っています。
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